「鉄鋼部材の塗装前工程を革新する自動研磨ロボットの事業化」プロジェクト
代表:石井 裕之(創造理工学部 准教授)
鉄鋼は、強度、加工性、経済性において優れており、さまざまな機械や構造物の材料として幅広く使用されているが、酸化が発生するために塗装が必要不可欠となっている。家電や自動車などの比較的小型の機械の鉄鋼部材の塗装工程はすでに十分に自動化が進んでいるが、建設機械や橋梁、船舶などの大型の機械や構造物の塗装工程は、作業員が各種工具を使って人力で行っているのが現状である。これらの現場はいわゆる3Kの労働環境であり、その自動化が求められている。そこで申請者らは、大型鉄鋼部材の塗装前工程を革新するための自動研磨ロボットを提案する。申請者らは、すでに鉄鋼部材研磨ロボットの試作機の開発に成功しており、これを技術シーズとして、その事業化に取り組む。