早稲田大学研究推進担当理事
/リサーチイノベーションセンター統括所長
早稲田大学は、「世界で輝くWASEDA」の実現に向けた研究推進の一環として、2020年4月に竣工した新研究棟リサーチイノベーションセンター(早稲田鶴巻町513番地)やグリーン・コンピューティング・システム研究開発センター、Energy Management System 新宿実証センターなど、大学地域のいくつかの研究拠点を中心としてグローバルなオープンイノベーション環境を創造する「早稲田オープン・イノベーション・バレー構想」を進めております。
この構想は、産学連携、ベンチャーの育成、研究人材の育成、知財の創出・活用を体型的に行う「早稲田オープン・イノベーション・エコシステム」の実現を目指すものであり、経済界、国内外のイノベーティブな企業・大学、国内外のベンチャー育成団体等と共に、世界の皆様に有益な持続的イノベーションを実現していきたいと考えているものです。
こうした本学の構想が評価され、2020年9月に科学技術振興機構(JST)研究成果展開事業 社会還元加速プログラムSCORE大学推進型(現:研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)大学・エコシステム推進型 大学推進型)」に採択され、早稲田大学としてのPoC(Proof of Concept)ファンドを設計し、大学の高い技術力を生かした社会実装の可能性を模索しています。大学からの新しいアイデアを早期に社会実装し、安全・安心・便利な世界の実現に向け貢献できる道を切り開いて行きたいと存じます。
是非、このプロジェクトにご参加・ご支援戴き、共に日本特有の産官学連携イノベーション・エコシステムの構築を進めていければと思います。